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保証を求めず行動する

イチローもユニクロ柳井氏も。成功保証を求めず、まず動いた理由

保証を求めず行動する
ある青年が、成功を夢見ていました。そこで、成功するには努力が必要だと考え、どのような努力が必要かを学ぶため、成功者のセミナーに参加しました。そのセミナーでは、成功するための目標設定の仕方を学ぶことができるものでした。

セミナーが終わり、青年は、講師のところに行き、次のように質問しました。

「この方法でやれば、必ず成功するでしょうか?必ず成功するなら、実践したいと思います」

講師は答えます。

「成功するかしないかは、あなた次第です。正しい方法で努力すれば成功するでしょう」

青年は考えました。

「うーん。成功する保証がないなら、時間の無駄ではないか。僕には時間を無駄にする暇はない。必ず成功する方法はないだろうか」

そして、友人のつてを辿り、事業で成功した社長と知り合うことができました。そこで、青年は、その社長と面会し、質問しました。

「必ず成功する方法はないでしょうか?」

社長は言いました。

「必ず成功する方法は、無限にある。どんな方法でも、諦めさえしなければ、必ず成功するだろう」

青年は考えました。

「そんな成功法則があるだろうか。曖昧すぎて、成功の保証がない。これでは実践できないな」

その後も青年は、必ず成功する方法を求め、色々な本を読み、セミナーに参加し、成功者にあって、研究をしていきました。そして、青年は壮年になり、ついには老年になってしまいました。その老人は、まだ成功法則を求めています。

この青年が成功しなかった理由は明らかですね。「成功する保証があるならやる」という思考をしていたためです。成功しない人の典型的な思考と言えるでしょう。自分の行動を見返りが明確でない限り、行動しようとしない、ということです。

行動を始めなければ、成功するはずがありません。事業でも、スポーツでも、何度も何度も失敗し、その失敗から学びながら成長し、最後に成功をつかむものだと思います。

ユニクロを一代で育て上げた大成功者である柳井正氏は、「10回新しいことを始めれば9回は失敗する」と言っています。あれだけ成功している事業でも、10回のうち1回しか成功しない、ということは肝に銘じた方がいいと思います。

最後にイチロー選手の言葉を紹介したいと思います。

「キャンプでいろいろと試すことは、ムダではありません。ムダなことを考えてムダなことをしないと伸びません

これは、わざわざムダなことを考える、ということではないと思います。「こうすればうまくいくかな?」とテストし、それが結果的にはうまくいかなかった、という意味だと思います。

失敗を恐れず、常にテストを続けていきたいものです。






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