マジで爆発5秒前。夫婦の価値観の相違は小まめな会話で解決が吉
タネが芽吹く前に
さて、本日は意外なタネのお話。
結婚生活で大問題になること。よく言われるのが、価値観の相違ってヤツですよね。この価値観の相違って、よくよく聞いてみると、だいたいは
- 金銭感覚
- 衛生観念
のふたつのことみたいなんです。解る気がしますよね。金銭感覚って、どんなモノにどれだけのおカネをかけるのかですから、何に価値を置いているのかが如実に表れます。また、衛生観念っていうのは根深…いや、奥深い。ほとんと自分では気がつかないことで当たり前だと思い込んでいるので、他者に指摘されるまで問題だと思えないんですよね。
ところがね。夫婦喧嘩の原因になるのは、このふたつではないらしいんです(*゚Д゚) というか、コレで喧嘩すると、深刻すぎて離婚に至る可能性が高いのかもしれません。なので、別段危険性が低いわけじゃないんでしょう。
日常の夫婦喧嘩のタネの大半は、価値観の相違などではなく
- ごく些細な生活習慣・生活文化の相違
なんです。ごく些細な生活習慣・生活文化…たとえば
- 食事のときにテレビを見ながら食べるのか
- バスタオルは一回使ったら洗濯するのか数回使ってからか
- 使った食器はすぐ洗うのかしばらくつけおいたあとか
- 子供のおやつは何時までOKか
- 兄弟とイッショに外食する頻度はどのくらいか
- 傘は拭くのか干すのか
…こういうたぐいです。みなさんのご家庭でも、こういうトコが食い違っていてビックリした経験があるんじゃないでしょうか。
我が家でももちろんありました( ̄∇ ̄) いや、これからも出て来るのかもしれないけど、一応過去形で書いておきます。
でね。こういう、小さな違いで感じる違和感を放置しておくと、何かのときにその人の心の中で相手との不和を強化する方向に働くんだと思うんですよ。
- いっつもいっっつも何度言っても、スリッパを履いてくれない!
- …だから、おカネの使い方も違うんだよね!!
みたいに( ̄∇ ̄;) いや、冷静に考えてみれば、
- なああぁっっんの関連もナイ!ぜんっっっぜんナイ!
ことくらい、すぐに分かるんですよ。でも、ほら、こういうときにはアタマに大半の血が集まっちゃってて、アっつくなっちゃっているからさ。
だとすると、この些細な相違は実は看過できない花を咲かせてしまうタネだといえるんじゃないでしょうか。この相違に気がついたら、
- 自分のやり方を当たり前だと思わず、自覚して話し合う
- 相手のやり方が非常識だと思わず、寛容に受け止める
のふたつが大切ですね。
そして、そのご家庭なりのやり方を模索するわけですが、基本的には
- 現実に行動している方に合わせること
です。えーと、たとえばですねえ。食器を洗うタイミングの問題なら、
- 食器を洗っている方の文化に合わせる
ということです。ここで実際に食器を洗っていない方が「すぐに洗って欲しい」と言い出すと、ハナシがややこしくなるんですよ。
そりゃそーよね。言われた方にすれば
- なら、やって!(`皿´)=3
もちろん、ご家庭なりの新たな方法を編み出せれば、その方がイイでしょう。また、コスパから考えて方法を決めるのもアリだと思います。いずれにせよ、重要なのは
- 相違を話し合いで解決しておく
ことです。相違があるのは当たり前で、それを話し合いで解決することです。
繰り返しますが、ダメなのは
- 相違はナイ!自分のやり方こそ常識・フツー!
と考えることです。これだと、話し合いのスキがないですよね。いわゆるとりつくシマのない状態ってヤツです。これ、ホントに気をつけていないと、つい陥りがちですよ。
相違があるとして、いずれかの文化ややり方のみを押しつけるとだいたい家庭内にストレスが溜まっていきますから(*゚∀゚*)
こうやって、話し合いで問題や相違点を解決できるということが、いつか価値観の相違という大きな危機に直面したときに
- 乗り越えられる自信と実績に繋がる
と思うのです。っていうか、バスタオルの洗濯頻度さえ話し合いで解決できないのに
- 子供に外国語を教えるならいつからか
- これから転職するのか自営でやっていくのか
- 家の間取りに洗濯部屋を作るのか
- 老親が免許返納した後どうやって足を確保するか
- 兄弟の経済的苦境にどのくらい手を差しのべるか
- 転勤になったら単身か家族揃ってか
などなど、文字通り人生の大激変をもたらす事柄について話し合いで合意できるとは
- とーーーーてい思えない
んですよね。むしろバスタオルや食器や小遣いの使い途は、軽い練習みたいなモンでしょう。練習はしないけど、大舞台での試合では出来ますみたいなハナシ、あるわけないもんね。
夫婦喧嘩のタネはたくさんある。でも、そのタネを上手く解決できてこそ、価値観の相違という大問題に立ち向かえるのです。タネが芽吹く前に話し合ってくださいね。